松 本 宣 言

 21世紀の初年、我々山岳に関係し、自然の恵みを共有する世界の19の山岳都市は、ここ松本市に集い、「2001世界岳都都市会議in松本」を開催し、自然環境を始め山岳観光のあり方等について話し合った。
先人から引き継いだ豊かな自然に恵まれた地球は、20世紀において、自然破壊を始めとした深刻な環境問題が発生するなかで、山岳都市においても環境破壊が進み、特に交通問題、ごみ問題等について解決しなければならない緊急な課題を抱えている。 環境の時代である21世紀を迎え、各国の固有の文化を尊重し、より多くの国、より多くの都市、そしてより多くの人々が、人と人、心と心の交流を深める中で、環境保全、自然保護の精神で一つとなり、「自然と人類との共生」を図り、「平和と環境の世紀」を構築することが、地球人類であるわれわれに課せられた責務である。
我々一同は、この認識にたって次の事項の実現に向けて積極的に取り組むことを、世界に向けてここに宣言する。

1 自然と人類の共生倫理を確立し、人類が自然を守り、また自然が人類を守る環境づくりに努める。
2 市民意識の高揚により、エコ・ツーリズムの精神を後世まで引き継ぐ。
3 自然、人、文化、生活、都市が調和した環境づくりを目指す。
4 環境保全のための教育、啓発を積極的に行う。
5 岳都間のネットワークづくりを進めるとともに、この会議の継続を目指す。

2001年10月8日
2001世界岳都都市会議 in 松本