第5回はっとぢぇいトォークの報告

NPO法人 HAT-J

自然環境推進プロジェクト

今回のはっとぢぇいトォークは『富士山保全協力金』をテーマに次の通り実施しました。(詳しくはこちらを

⒈日時:2017年9月29日(金)18時00分から19時40分

⒉場所:HAT-J事務所

⒊参加者:5名

⒋第5回はっとぢぇいトォーク報告

(1)「富士山保全協力金」を導入した経緯

①世界文化遺産に富士山が指定された際、現状の保全計画に対する見直しと報告を求められる「注文付き」の条件が付けられため、登山者数の抑制=30万人を20万人に=と保全に必要な費用を捻出するため、受益者負担の観点から『入山料』の徴収検討し導入した。

②『入山料』で登山者数を抑制するためには7千円以上(京大の先生)であるが、高額の為誰でも払える1千円となった。

③『入山料』を導入するためには、法律、政令で定めるか、公共団体(いわいる「地方自治体」)が条例で定めて徴収すれば良いが、富士山の八合目から上は私有地(浅間神社)のため、他の所有の土地に対し強制的に徴収する『入山料』では無理がある。

④『入山料』として強制的に徴収した場合、登山道の崩落等で事故が起きた際に事故の当事者もしくは遺族の方が「国家賠償法」に基づき国もしくは公共団体を訴えることが出来る。

⑤従って、任意の寄付金として「富士山保全協力金」を徴収することとなった。

(2)「富士山保全協力金」の現状・問題点

①富士山協力金の支出の大枠は静岡県、山梨県のHpで確認できるが、本当に必要な支出(登山道の整備、トイレの維持等)だけか詳細が不明である。

②支出の例として、トイレ整備だけを取り上げても「泡で洗浄するタイプのトイレを設置したが、使用間隔3分に対し登山者が列をなして使う環境なので、壊れたり、屋根に太陽光パネルを設置し(まさに絵に描いたエコトイレ)自然環境のすごさで表面のガラスが割れたり、本当に山岳地に適したトイレを設置しているか不明。又、山小屋のトイレは各山小屋保有なので各々使用料が必要となる。=矛盾を感じる。

③協力金を取ると、その管理団体が設立され、法人、協会等でグレーなお金の流れが発生する。

④韓国のようにゲートを設け、時間外の登山は禁止、ごみ等を落とした違反者には罰金をとるなら分るが、「富士山保全協力金」任意で取得し、マナー違反者に対する罰則のないことが問題では。協力金だけでは保全計画の見直しにならない。

(3)世界文化遺産の指定の際の「注文」を実現するため、富士山の登山者の抑制と環境の保全を図るにはどうしたら良いか。

①五合目以上の入山者には携帯トイレを義務付け、下山口に回収ボックスを設置。

②携帯トイレ回収ボックスにごみ等を捨てさせないようマナー啓もう教育を実施。

③富士山に登るのは登山者ではなく一般の人たちが多いので、マナー教育を行うためグループ毎にマナー&環境保全を指導するガイド(有資格ガイド)の同行を義務付ける。

・ツアーバスはバスごとに有資格ガイドが同行。

・個人登山者は登山口毎に集合場所を定め一定の人数毎に有資格ガイドが同行。

・登山口毎にチェックポイントを定め有資格ガイドが同行していない登山者の入山は禁止する。

④マイカー規制の徹底

夏山シーズン(7月から9月上旬)には麓から五合目の間のマイカー規制を徹底するとともに、規制の対象にツアーバスも加える。(ツアーバスで5合目まで登ってくると不要な物、ゴミまで持ち上げる可能性があるとともに、大型バスはデイーゼルエンジンなので、排ガス規制にもなる)当然シャトルバスは低公害タイプとする。

⇒不便にすることで人数の抑制につなげる。

⇒乗換の際に登山者の装備をチェクする。

⑤有資格ガイドを教育するのは環境省が行う。

⇒山岳会に入って、登山技術、マナーを取得する登山者が減っている現状では、富士山を代表事例としてフィールド教育の場にする。

(4)HAT-Jで出来ること。

①トイレマナーの啓蒙活動。(携帯トイレの普及を含む)

②子供環境教育

③ゴミの問題は他の団体が実施しているので、そちらに任せる。

④「富士山保全協力金」の使用状況のモニター、検証。

⒌次回開催:

第6回のはっとぢぇいトークは「エコプロ2017」をテーマにして実施します。

資料準備の関係上 ご参加いただける方はお名前と連絡先をご一報願います。(当日の参加も歓迎いたします。)

(1)日  時:10月27日(金)18時から20時(目途)

(2)開催場所:HAT-J事務所

(3)資料代:300円

(4)連絡先:FAX:03-6457-7184

電話:03-6457-7183(月、水、金の14時から17時の間、在籍(除く祝日))

(5)その他:10月27日(金)16時から自然環境推進プロジェクトの打ち合わせを実施します。

以上